MENU

越谷市の解体業者おすすめ5選|市の除却の補助は特定空家等の旧耐震の家だけ・交付の決定の前に契約しない、許可と登録の確かめ方

白い養生シートの足場に囲まれた木造二階建ての家を、小型の重機で解体している現場。奥に田畑と低い家並み

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。

「越谷市の実家を取り壊したい。市の補助は使えるのか、使えるならどの会社と、いつ契約すればいいのか」

越谷市の空き家の除却(取り壊し)の補助は、市が特定空家等と認めた家で、しかも1981年(昭和56年)5月31日以前の旧耐震基準で建てた家だけが対象です(勧告まで受けた家は除く)。補助の額は対象経費の5分の4で、上限は30万円(未接道の敷地なら50万円)。令和8年度の受付は4月6日に始まり、予算がなくなりしだい終わる先着順です(市のページ・2026年10月26日に確認)。
業者選びで効くのは、市内事業者以外と結んだ契約と、交付の決定より前に結んだ契約の工事が、どちらも原則として対象から外れることです。補助を使うなら「申請 → 交付の決定 → 市内の会社と契約」の順番になります。
この記事では、越谷市に本社を置き、許可か登録を国と埼玉県の名簿で照らし合わせられた3社(向後建設・東進・海老澤工業)と、全国の業者から見積もりを集める一括見積もり2社を比べます。

市の除却の補助上限30万円対象経費の5分の4・未接道は上限50万円 補助の対象の家特定空家等旧耐震(1981年5月31日以前)の家に限る 契約の時期交付決定の後前に結んだ契約の工事は原則対象外

比較表では、越谷市に本社を置く解体業者3社と、全国の業者から見積もりを集める一括見積もり2社を、料金・保証・見積もりの速さで見比べられます。

一括見積もりで相場をつかむ

都内や県外に住んでいて、越谷の家の見積書を何枚か並べてから決めたい

市内の会社に直接頼む

補助を使うかもしれないので、越谷市内の会社に現地を見てもらいたい

契約の前に市に聞く

家が特定空家等に当たるか・旧耐震か・予算が残っているかを建築住宅課で確かめる

この記事の中身
  • 市内3社(向後建設・東進・海老澤工業)と一括見積もり2社の比べ方
  • 建設業の許可と解体工事業の登録の違いと、それぞれの確かめ方
  • クラッソーネに出ている越谷市の木造2階建ての見積もり20例
  • 市の除却の補助の条件と、契約の順番
  • 建築住宅課・環境政策課・資産税課・さいたま地方法務局越谷支局に出す書類
目次

越谷市のおすすめ解体業者5選|比較表

※この章にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。

表の上の2社は一括見積もりのサービスで、申し込みがあると当サイトに紹介料が入ります。
下の3社は越谷市の解体業者で、当サイトとの紹介料の取り決めはありません。

市内の3社を選んだ条件は、自社サイトに解体の事業が載っていることと、会社が書いている番号を、国土交通省の検索システム(建設業の許可)か埼玉県の解体工事業者の名簿(解体工事業の登録)で引けて、本社の所在地が越谷市だったことの2つです。条件に合わず外した会社は、下の囲みと資料欄に書きました。
市内3社の中身は、各社の公式サイトと国・県の名簿を2026年10月26日に開いて写したものです。一括見積もり2社は、2026年10月25日に公式サイトで確かめた内容です。

表は横にスクロールできます

業者料金保証見積もりの速さ公式サイト・紹介
解体無料見積ガイド仲介手数料は無料
解体の工事費は別にかかる
完工あんしん保証
業者の倒産などで工事が止まったとき
最短即日
各社が現地を測ってから
公式サイト
解体の窓口使うのは無料
成約したあとも請求なし
最大1億円の保険
使える場面に条件あり
日数の記載なし
写真と情報で金額を出し合う
公式サイト
向後建設現地調査・見積もりは無料
他社の見積書を持参すると比べてもらえる
確認したページでは記載なし確認したページでは記載なし記事内の紹介へ
東進確認したページでは記載なし確認したページでは記載なし確認したページでは記載なし記事内の紹介へ
海老澤工業確認したページでは記載なし確認したページでは記載なし確認したページでは記載なし記事内の紹介へ

解体の一括見積もり最大6社を比較業者の条件を公表

解体無料見積ガイド

運営一般社団法人あんしん解体業者認定協会
所在地東京都港区芝浦4丁目12-31 VORT芝浦WaterFront 4階
紹介する業者の条件「解体工事業登録(500万円未満)または建設業許可(500万円以上)を適切に取得し、解体工事施工技士などの有資格者が在籍し、損害賠償責任保険へも加入済みの業者のみをご紹介。」
同時依頼「あなたの地域の認定解体業者の見積もりを無料で6社まで比較できます。」
費用「仲介手数料など一切無料」
保証工事費用・完工あんしん保証(契約した認定解体業者が倒産や工事放棄で工事を続けられなくなったときに、更地までの工事の完了・業者を替えて増えた工事代金の差額・支払い済みの着手金を保証。工事開始前の申し込みが条件)
解体無料見積ガイド公式サイトのトップ画面(スマートフォン表示・2026年10月5日時点)。解体工事をぐっと安く無料で6社見積比較、独自の審査基準で全国トップ1.8%の優良業者のみ登録と表示
おすすめポイント
  • 紹介先の条件として、公式は500万円未満なら登録、500万円以上なら許可を取っていることと、損害賠償責任保険に入っていることを挙げています。越谷市の会社でも登録だけの会社と許可の会社があるので、この線引きを先に知っておくと見積書の読み方が変わります
  • 公式は「見積もりには「残置物撤去」「樹木伐採」「ブロック塀解体」などの付帯工事費用も含まれるため、工事にかかる総額を事前に把握できます。」としています。下の越谷市の例のように、残置物や物置の行で総合計が大きく動く家ほど、同じ範囲で並べる意味があります
  • 向く人:越谷から離れて暮らしていて、条件のそろった会社の見積書を手元に何枚か集めたい人
ここは注意
  • 越谷市の補助を使う家なら、紹介された会社が越谷市内の事業者かを見積もりの段階で聞きます。市内事業者以外と結んだ契約の工事は、原則として補助の対象から外れます
  • 「最短即日」は、公式の「一括見積もりのご依頼で厳選6社をご紹介。現地測量後、見積もり結果を最短即日でご提出します。」のとおり、現地を測り終えてからの話です
  • 保証の対象は、契約した認定業者が倒産したり工事を投げ出したりして工事が止まった場合に限られ、工事を始める前の申し込みが必要です。地中から物が出たときの追加の費用は、この保証では払われません

解体の一括見積もりキャンセルの連絡を代行東証グロース上場の会社が運営

解体の窓口

運営バリュークリエーション株式会社(東証グロース上場・証券コード9238)
所在地東京都渋谷区恵比寿1-18-14 恵比寿ファーストスクエア9階
登録業者数「全国で2,600社以上の業者が登録しています。(2026年9月時点)」
見積もりの出方物件の情報と写真を送ると、付近の解体業者が金額を出し合うしくみ(公式の言い方は「逆オークション」)
費用「『解体の窓口』のご利用は無料。ご成約後の請求も一切ございません。」
解体の窓口公式サイトのトップ画面(スマートフォン表示・2026年10月5日時点)。完全無料・しつこい電話一切なし・あなたの解体工事費用30秒で最安値がわかる、と建物種別・建坪面積・構造を選ぶ簡易見積もりシミュレーションが表示
おすすめポイント
  • 公式は「個人情報が解体業者に知られることは一切ありませんので、契約まで、業者からご連絡がいくことはございません。」としています。市に補助を申請するかを決める前に、越谷の家ならいくらくらいかの幅を知る使い方ができます
  • 見積もりに納得できなかったときの断りも任せられます。公式の言い方は「お見積り内容にご納得いただけなかった場合は『解体の窓口』が業者へのキャンセル連絡を代行いたします。」です
  • 向く人:補助の対象にならない家で、まず業者と話さずに金額の見当をつけたい人
ここは注意
  • 写真をもとにした金額は目安です。最後は現地を見た会社と書面で契約します。補助を使う家なら、その契約は交付の決定を受けたあとに、越谷市内の事業者と結びます
  • 保険の説明は「三井住友海上と共同で保険をご用意。」「最大1億円までを保証いたします。」と「※適用には一定の条件があります。」までで、どの場面で払われるのかはトップページからは読み取れませんでした
  • 登録業者の数が、本文では2,600社以上、ページのタイトルでは「1100社以上」と、2通り書かれています(2026年10月25日に確認)

ここからの3社は、越谷市に本社を置く解体の会社です。紹介料は受け取っていません。
建設業の許可は国土交通省の建設業者・宅建業者等企業情報検索システムで、解体工事業の登録は埼玉県の解体工事業者名簿(県内業者・2026年9月末時点)で、2026年10月26日に照らし合わせました。

越谷市東越谷解体工事業の登録(埼玉県)代表が自ら見積もり

株式会社向後建設

所在地埼玉県越谷市東越谷3丁目18番7号 多田荘101(会社概要)
登録解体工事業者登録 埼玉県第3968号(ほかに千葉県第2627号・東京都第5447号)。埼玉県の名簿(2026年9月末時点)で、登録番号3968・所在地は越谷市東越谷・登録年月日は2025年11月7日と載っています。確認したページに、建設業の許可の記載はありません
対応エリア「越谷市を中心に、関東圏内へ対応可能」(会社概要)
解体の種類木造・鉄骨・RC造・内装・スケルトンの解体(サイトのメニュー)
株式会社向後建設公式サイトのトップ画面(スマートフォン表示)。夕焼けの空と重機のシルエットの写真に、いくらで解体工事ができるか見てみませんか?の文字
おすすめポイント
  • 「当社の強み」のページで「代表自らが無料で現地調査や見積りを行い、施工までを一貫してご対応。」としています。トップには「他社の見積書をご持参ください」とあり、一括見積もりで集めた見積書と並べて相談しやすい会社です
  • 「面倒な書類関係の手続きも当社がすべて代行します!」としています。建設リサイクル法の届出を誰の名前で、いつ出すのかを、見積もりの場で具体的に聞けます
  • 近所への配慮として「工事前には近隣の方々に挨拶を行い、内容確認の書面もお渡ししております。」と書いています
  • 向く人:越谷市の木造の家を、市内の会社の代表に現地を見てもらってから頼みたい人
ここは注意
  • 確認したページで見つかったのは解体工事業の登録で、建設業の許可の記載はありませんでした。登録だけの会社が請け負えるのは、税込500万円未満の解体工事までです。大きな家や、塀・庭の工事を合わせて500万円に近づくときは、契約の前に金額を確かめます
  • 会社概要の案内は「主にお電話にてご対応しております。」です。見積もりの範囲や地中の物の扱いは、電話で聞いた内容を見積書か書面に書いてもらいます
  • 確認したページでは、料金の目安・損害賠償保険・見積もりまでの日数の記載が見当たりませんでした

越谷市砂原・南荻島解体工事業の許可(一般)総合解体が本業

東進株式会社

所在地本社=埼玉県越谷市大字砂原字東1002-3/営業所=越谷市南荻島2723-1(会社概要。国土交通省の検索システムの主たる営業所は越谷市砂原1002-3)
許可埼玉県知事許可 第072747号(公式の表記は「一般建設業許可 (般-6)第72747号」)。国土交通省の検索システムで、許可の業種に解体工事業を含む8業種(一般建設業)・有効期間は2029年10月22日まで
事業総合解体工事・スクラップ回収・産業廃棄物運搬収集(会社概要)。産業廃棄物収集運搬業の許可は東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県・群馬県・栃木県・茨城県
設立2017年(平成29年)3月22日
休業日「元旦、ゴールデンウイーク、お盆休み(定休日無)」(会社概要)
東進株式会社公式サイトのトップ画面(スマートフォン表示)。作業着の社員の写真に、総合解体工事・金属買取、解体工のプロフェッショナル、安心・安全そしてお客様にご満足いただける作業をお約束しますの文字
おすすめポイント
  • 代表挨拶で「東京・埼玉・神奈川・千葉・茨城・栃木・群馬エリアにて総合解体事業をメインとし業務を行っています。」としています。市内に本社と営業所の2か所を持ち、解体工事業の許可を国の検索システムで引ける会社です
  • 業務内容で、解体で出る金属について「解体工事で発生するスクラップを回収し、その後、運搬収集まで一式対応し、」としています。鉄骨の物置やカーポートが残る家なら、その扱いを見積書の行で確かめられます
  • 向く人:鉄骨やコンクリートの多い建物も含めて、許可のある市内の会社に頼みたい人
ここは注意
  • サイトの中心は求人と会社の紹介で、確認したページでは、戸建て住宅の工事の例・料金の目安・損害賠償保険の記載が見当たりませんでした。木造の家の例と保険の証書を、見積もりのときに聞きます
  • 許可の通知の写し(2024年10月)の宛先は川口市の住所で、今の本社(越谷市砂原)と違います。国の検索システムの主たる営業所は越谷市砂原になっているので、契約書と見積書がどの住所の名前で出るかを見ます

越谷市下間久里解体工事業の許可(一般)足場を自社で組む

海老澤工業株式会社

所在地埼玉県越谷市大字下間久里369番地6(資材置場=越谷市大字船渡)(会社概要。国土交通省の検索システムの主たる営業所は越谷市下間久里369-6)
許可埼玉県知事許可 第064068号(公式の表記は「埼玉県知事 許可(般-6)第64068号」)。国土交通省の検索システムで、許可の業種はとび・土工工事業と解体工事業(一般建設業)・有効期間は2029年11月15日まで
事業足場工事・解体工事(会社概要)。事業エリアは東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県
会社創業2006年2月1日・従業員18名・資格はとび一級技能士、土木施工管理技士、足場組立作業主任者(会社概要)
海老澤工業株式会社公式サイトのトップ画面(スマートフォン表示)。会社名のロゴの下に、重機と足場の写真を並べた画像と感謝と信頼で人材を育むの文字、その下にBUSINESS 業務案内
おすすめポイント
  • 「特徴」のページで「当社は足場工事もやっているので無駄なマージンや間接経費がかかりません。」としています。家のまわりに組む足場と養生も、解体と同じ会社が受け持ちます
  • 解体工事のページで「事前の現地調査から、解体計画の策定、近隣住民への説明、解体作業、廃棄物の処理、整地まで、一貫したサービスを提供します。」とし、「アスベスト含有建材調査もお任せください!」と書いています。石綿の事前調査を誰がするかを、見積もりの段階で決めやすい会社です
  • 向く人:隣の家との間が狭く、足場と養生の組み方まで含めて相談したい人
ここは注意
  • 会社概要の欄の題は「建設業許可 解体事業者登録」ですが、書かれている番号は建設業の許可の1つだけです。業種に解体工事業があることは、国の検索システムで確かめました
  • 確認したページでは、戸建て住宅の料金の目安と損害賠償保険の記載が見当たりませんでした。施工事例のページで木造の家の例があるかを見て、保険の証書は見積もりのときに聞きます

この3社以外の越谷の会社に頼むとき|補助を使う前提で確かめる3つ

  • 市内事業者か:越谷市の除却の補助は、市内事業者以外と結んだ契約の工事を、原則として対象から外しています。草加市や春日部市などの会社なら、越谷市内の事業者に当たるかを、契約の前に建築住宅課に聞きます
  • 許可か登録か:許可は国土交通省の検索システムで、埼玉県の解体工事業の登録は県の名簿(ホームページで公開)で引けます。どちらにも番号が見つからない会社には、許可の通知書か登録の通知書を見せてもらいます
  • 今回の条件から外れた会社:内山機工は、会社概要の許可の有効期間が「令和8年1月20日まで」のままですが、国の検索システムでは2026年1月21日からの許可(解体工事業を含む)が出てきました。サイトのトップは重量物の搬出入や足場が中心のため、今回は紹介に入れていません。毘沙門興業は会社概要の「解体工事業登録」の欄に番号が無く、大樹は越谷市の拠点が支社で本社が東京都足立区のため、外しました

建設業の許可(土木・建築・解体工事業)を持つ会社は、解体工事業の登録は必要ありません。名簿に名前が無いからといって、解体を頼めない会社とは限りません。

越谷市で解体業者を決める前の確認|許可と登録を名簿で引き直す

会社のサイトに書かれた番号を写して、国か県の名簿で引き直します。見るのは、本社・主たる営業所の住所・許可なら業種の欄に解体があるか・有効期間の3つです。越谷市の補助の「市内事業者」の条件も、本社が市内かどうかの見当はここで付きます。

① 許可と登録の境

500万円

登録だけなら税込で未満の工事

② 市の補助の割合

5分の4

上限30万円・未接道は50万円

③ 許可の有効期間

5年

5年ごとに更新しないと失効

④ 石綿の除去の届出

14日前

吹付け石綿・保温材などがある時

① 許可は国の検索システム、登録は埼玉県の名簿で確かめる

建設業の許可が要らない「軽微な建設工事」は、建築一式工事以外では1件の請負代金が500万円未満の工事で、国土交通省はこの金額に「取引に係る消費税及び地方消費税の額を含みます。」としています。500万円未満の解体工事だけを請け負う会社は、建設業の許可の代わりに、建設リサイクル法の解体工事業の登録を、工事をする区域の都道府県知事から受けます。登録だけの会社に頼めるのは、税込500万円未満の解体工事までです。

登録の番号は、国土交通省の検索システムには出てきません。埼玉県は県内の解体工事業者の名簿をホームページに載せていて、今回の向後建設は、この名簿の2026年9月末時点の版で番号と所在地を照らし合わせました。東進と海老澤工業は、検索システムで解体工事業の許可が出てきました。

② 番号の「般」と、サイトの表記の古さ

許可の番号に付く「般」は一般建設業、「特」は特定建設業の印で、元請けとして大きな額の工事を下請けに出すかどうかで分かれます。国土交通省は、施主から直接請け負う金額について「一般・特定に関わらず制限はありません。」としています。
差が出るのは業種と有効期間で、国土交通省は「建設業の許可の有効期間は、5年間です。」としています。今回外した内山機工のように、会社のサイトの有効期間が古いままで、検索システムでは更新されている例もあります。有効期間はサイトの表記でなく、検索システムの欄で見ます。

足場と防音の養生シートに覆われた解体工事中の木造住宅。前面の道路にトラックが止まりコーンが並んでいる

③ 石綿(アスベスト)は、調査と除去で届け先が分かれる

厚生労働省の案内では、施工業者(元請事業者)は原則、工事の規模にかかわらず対象の材料すべてについて石綿の事前調査をします。2023年(令和5年)10月1日以降に着工する工事では、有資格者による事前調査が義務付けられています。建築物の解体なら、解体する部分の床面積の合計が80㎡以上の工事で、着工前に調査の結果を報告システムで報告します。事前調査の結果報告書は、元請事業者から発注者への報告も必要です。
調べた結果、吹付け石綿(レベル1)や、石綿を含む保温材・耐火被覆材・断熱材(レベル2)があるときは、工事の前に届出が要ります。厚生労働省の案内では、発注者が自治体へ「特定粉じん排出等作業実施届出書」等を出し、施工業者(元請事業者)は労働基準監督署へ建設工事計画届か建築物解体等作業届を出します。どちらが当たるかと期限は工事の中身で変わるので、元請業者に確かめます。越谷市は、発注者か自主施工者が作業開始の14日前までに市に届け出るよう案内していて、様式は環境政策課のページにあります。スレートやPタイルなどのレベル3の建材の扱いは、元請業者と環境政策課に確かめます。

見積書では、事前調査の費用がどの行に入っているか・調査をする人が有資格者か・レベル1や2の建材が見つかったときに14日前の届出を誰が用意するかを、契約の前に聞いておきます。工期がその分のびることもあります。

調査のしくみは解体前のアスベスト調査の記事で扱っています。

④ 補助を使うかもしれないなら、契約の前に確かめる4つ

  • 特定空家等か・旧耐震か:越谷市の除却の補助は、市が特定空家等と認めた家(勧告を受けた家は除く)で、1981年(昭和56年)5月31日以前の旧耐震基準で建てた家が対象です。建築の年は、建物の登記事項証明書や固定資産税の通知で見当を付け、対象に当たるかは建築住宅課で確かめます
  • 契約の時期:交付の決定より前に結んだ契約の工事は、原則として対象外です。見積もりは先に取ってよくても、契約書に名前を書くのは交付の決定の通知が届いてからにします
  • 市内事業者か:市内事業者以外と結んだ契約の工事も、原則として対象外です。一括見積もりで紹介された会社でも、越谷市内の事業者でなければ補助は使えません
  • 見積書の内訳:補助の対象経費は、除却と廃材の撤去・処分の工事の費用で、消費税は含みません。家財の処分や物置・塀の行が分かれていれば、対象になる金額を市と話しやすくなります

⑤ 補助を使わない家でも、見積もりの場で決めておく4つ

  • どこまで壊して片づけるか:基礎・土間コンクリート・塀・庭木・物置・浄化槽のどれを撤去し、整地を砕石敷きまでするのか。下の越谷市の例でも、この行の有無で総合計が大きく変わります
  • 地中の物:古い基礎やガラ、井戸が出てきたときの扱い。見積書に無い物は、作業の前に金額を紙で出してもらう取り決めにします。追加費用を請求されたときの対応は、解体工事の追加費用の記事にまとめています
  • 保険の証書:3社のサイトには損害賠償保険の記載が見当たりませんでした。証書の写しをもらいます
  • 近所へのあいさつ:だれがいつ回るか、工事の時間帯とトラックの出入りの道。向後建設のように、工事前のあいさつと書面を公式に書いている会社もあります

越谷市の解体費用の目安|木造2階建ての見積もりの例は総額約75万〜293万円(税抜)

越谷市の家の解体費用の見当をつけるのに使えるのが、解体の見積もりを仲介するクラッソーネの越谷市のページです。坪単価の表では、木造住宅を5.7万円、鉄骨造住宅を5.1万円としています(RC造は「-」)。
注記は「※掲載している見積金額は、当サイトが個別に取得した実際の見積書を元に作成しています。」の1行で、時期や何が含まれる数字かは分かりません。民間の会社が出した目安の1つです。

このページには越谷市の見積もりの例が55件あり、そのうち表示された25件のうち、木造2階建ては20件です。当サイトが坪数の帯ごとに並べ直すと、付帯工事などを含む総合計(税抜)の幅は次のとおりです。

表は横にスクロールできます

木造2階建ての坪数(掲載値)例の数総合計の幅(税抜)
20坪未満4件750,000円〜905,556円
20坪台6件954,030円〜1,700,000円
30坪台8件1,000,000円〜2,034,771円
70坪以上2件(どちらも2棟分)2,555,555円〜2,928,200円

20坪台でいちばん高い25.2坪の例は、建物部分が743,400円なのに、総合計は1,700,000円です。明細には、ベタ基礎の撤去の割増・パラペットの撤去・土間コンクリートの撤去・生木の撤去・物置小屋の撤去・浄化槽の撤去・4トン車の残置物撤去と混合廃棄物の処理の行が並んでいます。同じ坪数でも、基礎や土間、物置、家に残った物の量で総合計が倍ほど変わることがあります。どれも過去に出た見積書の例で、これから頼んだときの額を示すものではありません。

  • 建物部分と総合計の差:30.0坪の例のように、建物の一式だけで総合計が同じ額の見積書もあります。何が入っていないのかを、ほかの会社の見積書の行と見比べます
  • 補助の対象にならない行:越谷市の補助の対象経費は除却と廃材の撤去・処分で、消費税は含みません。家財の片づけを同じ会社に頼む場合は、行を分けて書いてもらいます

見積書の行の比べ方は解体の見積もりを比べる基準の記事、坪単価の決まり方は空き家の解体費用の相場の記事で整理しています。

補助金を使うなら|越谷市の除却の補助は「特定空家等」の家だけ

越谷市の空き家の補助は、都市整備部の建築住宅課が受け持つ「改修」と「除却」の2つです。令和8年度の受付は4月6日に始まり、交付申請の先着順で、予算に達すると受付を終えます(2026年10月26日に市のページで確認)。取り壊しに使えるのは、除却のほうです。

表は横にスクロールできます

補助対象の家補助の額工事の条件(業者選びに関わる所)
除却工事特定空家等に認定された空家等(勧告を受けたものを除く)で、1981年(昭和56年)5月31日以前の旧耐震基準で建てたもの対象経費の5分の4・上限30万円(未接道の敷地は上限50万円)交付の決定の前に結んだ契約の工事と、市内事業者以外と結んだ契約の工事は、原則として対象外(特別の事情があると市長が認める場合を除く)/対象経費は消費税を除いた額
改修工事適切な管理がされていない状態の空家等でなく、1981年6月1日以後の新耐震基準を満たし、改修後に子ども食堂や高齢者向けサロンなど地域活性化の用途に10年以上使うもの対象経費の3分の2・上限30万円

越谷市の補助は、交付の決定を受けてから契約する

  • 申請できる人:所有者か、その法定相続人、所有者や法定相続人から承諾を受けた人。共有や相続財産の家なら共有者全員の同意が必要で、市税等を滞納していないことも条件です
  • 対象の工事:空家の除却と、廃材の撤去・処分の工事(ほかに市長が必要と認める工事)
  • 勧告まで進んだ家は対象外:市のページは、指導等をしても状態が改善されないと認められた特定空家等は勧告の対象になり、勧告を受けると土地の住宅用地特例が外れると説明しています。勧告を受けた家は、この補助の対象から外れます
  • 申請の方法と書類:市のページには載っておらず、建築住宅課に問い合わせるよう案内しています

当サイトが計算すると、5分の4が上限の30万円に届くのは、対象経費(税抜)が37.5万円のとき、未接道の上限50万円に届くのは62.5万円のときです。通常の上限30万円に届くのは対象経費(税抜)が37.5万円以上、未接道の敷地の上限50万円に届くのは62.5万円以上の場合です。どの行が対象経費に入るかは、申請の前に建築住宅課で確かめます。
特定空家等のしくみは、空き家の補助金と特定空き家の記事で整理しています。

解体の前後に出す届出と、越谷市の窓口

越谷市では、建設リサイクル法の届出は建築住宅課、石綿の除去の届出は環境政策課、未登記の家屋は資産税課と、手続きごとに窓口が分かれます。誰の名前で出すかも手続きで違うので、表で見比べます。

表は横にスクロールできます

手続き誰がいつまで窓口
建設リサイクル法の届出(特定建設資材を使った建築物の解体で、床面積の合計80㎡以上)発注者(解体を頼む施主)または自主施工者工事着手の7日前まで(郵送は書類の到着日が受付日)越谷市 建築住宅課(郵送・電子申請も可。様式は埼玉県のホームページ)
石綿の事前調査結果の報告(床面積の合計80㎡以上の建築物の解体)元請業者工事の前石綿事前調査結果報告システム
特定粉じん排出等作業実施届出(吹付け石綿や、石綿を含む保温材・耐火被覆材・断熱材を除去する工事)発注者または自主施工者作業開始の14日前まで越谷市 環境政策課
労働基準監督署への届出(同じく吹付け石綿や保温材などを除去する工事。建設工事計画届か建築物解体等作業届)施工業者(元請事業者)工事の前(どちらの書類が当たるかと期限は工事の中身で変わる)労働基準監督署
未登記の家屋を取り壊したことの届(未登録家屋滅失届)家屋の持ち主取り壊したあと、早めに越谷市 資産税課(登記されている家屋は、滅失登記が済むと法務局から市に通知されるので、市への書類は不要)
建物滅失登記登記簿に所有者として載っている人。亡くなっていれば相続人が申請できる(不動産登記法第30条)滅失の日から1か月以内(不動産登記法第57条)さいたま地方法務局 越谷支局(越谷市・吉川市・松伏町の不動産登記を受け持つ)

建設リサイクル法の届出について、市のページは、郵送でも電子申請でも、工事着手の7日前までに書類が届くよう余裕をもって出すよう呼びかけています。届出書・委任状・訂正印の押印は要らないとしています。会社が書類を用意して施主の名前で出すのか、委任状で代わりに出すのかを、見積もりの場で決めます。
固定資産税について、市は、家屋の固定資産税と都市計画税は毎年1月1日の所有者に全額かかり、年の途中で取り壊しても、その年度の分はかかると案内しています。取り壊した家屋が住宅だった場合は、住宅用地の特例がなくなり、土地の税額が上がる場合があるとしています。滅失登記の手順は建物滅失登記の記事で扱っています。

空き家の和室に冷蔵庫や洗濯機、布団、段ボール箱が寄せられ、作業着の人が段ボールを運び出している様子

見積もりから取り壊しのあとの手続きまでの流れ

越谷市の補助を使う場合は、建築住宅課に相談 → 見積もり → 交付申請 → 交付の決定 → 市内の会社と契約 → 届出 → 解体の順番です。補助を使わない家なら、交付申請と決定の2つが抜けるだけです。

  1. 建築住宅課に相談する:家が特定空家等に当たるか、旧耐震か、今年度の予算が残っているかを、本庁舎6階の建築住宅課で聞く。補助の対象にならない家なら、ここで補助を使わない段取りに切り替える
  2. 会社の番号を引いてから下見を頼む:許可の会社なら業種と有効期間を国の検索システムで、登録の会社なら埼玉県の名簿で確かめる。補助を使うなら、越谷市内の事業者かも確かめる。家財・物置・塀・庭木まで同じ範囲で見積もりを出してもらう
  3. (補助を使うなら)交付申請をして、決定を待つ:申請の方法と書類は建築住宅課で聞く。決定の通知が届くまで、契約書には名前を書かない
  4. 書面で契約する:見積書の内訳をもとに契約する。建設リサイクル法の届出と、石綿の届出を誰が用意するかも決める
  5. 届出:床面積の合計80㎡以上なら、着手の7日前までに建設リサイクル法の届出を建築住宅課へ。元請業者が有資格者に石綿の事前調査をさせ、解体する部分の床面積の合計が80㎡以上なら、着工前に結果を報告システムで報告する。吹付け石綿や石綿を含む保温材・耐火被覆材・断熱材があれば、発注者が作業開始の14日前までに環境政策課へ届け出て、施工業者は労働基準監督署へ必要な届出を出す(書類と期限は工事の中身で変わる)
  6. 解体・整地・支払い:仕上がりを現地か写真で確かめ、完了の写真をもらう。代金は契約で決めた時期と方法で払う
  7. 滅失登記と固定資産税:滅失の日から1か月以内に、さいたま地方法務局越谷支局で建物滅失登記をする。未登記の家屋なら、資産税課に未登録家屋滅失届を出す
解体が終わって平らに整地された住宅地の更地。ブロック塀に囲まれ、両隣と奥に住宅が建っている

工事の段取りのくわしい流れは、解体工事の流れの記事で扱っています。同じ埼玉県の業者選びは、久喜市の解体業者の記事と熊谷市の解体業者の記事でも書いています。

越谷市の解体業者選びでよくある質問

越谷市の空き家なら、だれでも解体の補助を使えますか?

使えません。越谷市の除却の補助は、市が特定空家等と認めた家(勧告を受けた家は除く)で、1981年(昭和56年)5月31日以前の旧耐震基準で建てた家が対象です。古い空き家というだけでは当たらないので、対象かどうかは建築住宅課で確かめます。

見積もりを取ったら、すぐに契約してもいいですか?

補助を使う家なら、契約は交付の決定を受けてからにします。越谷市は、交付の決定より前に結んだ契約の工事を、原則として補助の対象から外しています。見積もりを取って金額を比べるところまでは、先に進めてかまいません。

一括見積もりで紹介された会社でも、補助は使えますか?

紹介された会社が越谷市内の事業者なら、条件に当てはめられます。市内事業者以外と結んだ契約の工事は、原則として対象外です。紹介の仕組みに関係なく、会社ごとに確かめます。

解体工事業の登録だけの会社に、家の解体を頼んでもいいですか?

税込500万円未満の解体工事なら頼めます。登録だけの会社が請け負えるのは、この金額の範囲までです。税込500万円以上の家屋の解体を単独で頼む場合は、解体工事業の許可を持つ会社かを確かめます。

補助の額は、いくらくらいになりますか?

対象経費(消費税を除く)の5分の4で、上限は30万円、未接道の敷地なら50万円です。対象経費が37.5万円以上なら上限の30万円、62.5万円以上なら未接道の上限の50万円に届く計算です。どの行が対象経費に入るかは、建築住宅課で確かめます。

越谷市の家を取り壊したら、滅失登記はどこの法務局に出しますか?

さいたま地方法務局の越谷支局です。管轄の案内では、越谷支局の不動産登記の管轄は越谷市・吉川市・松伏町です。申請するのは登記簿に所有者として載っている人で、亡くなっていれば相続人が申請できます。期限は滅失の日から1か月以内です。

まとめ|越谷市は「特定空家等か」を先に聞き、補助を使うなら交付の決定のあとに市内の会社と契約する

越谷市の除却の補助は、特定空家等で旧耐震の家だけが対象で、交付の決定の前の契約と、市内事業者以外との契約は原則として外れます。市内の3社は、代表に現地を見てもらい他社の見積書と並べて相談したいなら向後建設、許可のある会社に鉄骨や金属の多い建物も頼みたいなら東進、足場と養生まで含めて相談したいなら海老澤工業が候補です。
補助の対象にならない家でも、許可か登録の番号と、石綿・建設リサイクル法の届出を誰が出すかは、契約の前に確かめます。

木造2階建ての例約75万〜293万円越谷市の20例の総合計(税抜・過去の例) 市の除却の補助上限30万円対象経費の5分の4・未接道は50万円 建設リサイクル法7日前まで建築住宅課へ

業者を決めるまでの順番

① 市に相談特定空家等・旧耐震か聞く
▶
② 番号と見積もり許可か登録を名簿で引く
▶
③ 交付の決定補助を使うなら決定を待つ
▶
④ 契約と届出市内の会社と書面で

※補助は予算に達すると受付が終わり、条件は年度で変わることがあります。補助は越谷市都市整備部の建築住宅課で確かめられます。

この記事で参考にした資料 (2026年10月26日確認・タップで開く)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次