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「木造の解体は坪3万円と書いてあるサイトもあれば、坪10万円と書いてあるサイトもある。どれを信じて予算を組めばいいのか分からない」
数字が食い違うのは、どちらかのサイトが間違っているからではありません。坪単価には出どころの違う3種類があり、それぞれ別の目的で作られた数字であるためです。
この記事が主に扱うのは、民間の相場ではなく公的に決まっている単価です。国が補助金の計算に使う額と、市区町村が要綱(市が補助金の中身を定めた決まり)に書いている額を並べました(民間の相場は、後半に構造別の目安だけを載せています)。
国の額は4年分
令和5年度から令和8年度までの通知を開き、木造の1平方メートル当たりの額の推移をそのまま載せています
自治体は8市
福井・宇都宮・北九州・貝塚・川口・富士宮・坂出・丸亀。単価・補助率・上限額を要綱の表記どおりに並べています
自分で計算できる
単価が分かると、補助金がいくらまで出るかを申請の前に自分で見当をつけられます
- 坪単価の数字が食い違うのは、出どころが3種類あるためだということ
- 国が補助金の計算に使う木造の上限額(令和8年度(2026年度)は1平方メートル36,000円)と、その4年間の推移
- 8市が要綱に書いている単価・補助率・上限額を並べた表
- 国と同じ額を使っている市と、独自にもっと低く設定している市があること
- 自分の家の延べ床面積から、補助金がいくらまで出るかを計算する手順
- 民間の相場(坪3〜4万円台)と公的な単価が、なぜ3倍近く離れているのか
- 木造・鉄骨造・RC造の民間の坪単価の目安と、30坪の場合の額
- 延べ床面積と敷地面積の取り違えなど、単価を当てはめるときに間違えやすい4つ
坪単価の数字が食い違うのは、出どころが3種類あるから
解体の坪単価として世の中に出ている数字は、大きく3つに分かれます。多くは間違いではなく、作られた目的が違うだけです。
表は横にスクロールできます
| 出どころ | 木造の数字 | 何のための数字か |
|---|---|---|
| 民間サービスの相場 | 坪3.1〜4.4万円 (1平方メートル 約9,400〜13,300円) | 民間サービスが公開している相場の目安。予算の見当をつけるためのもの |
| 市区町村の算定単価 | 1平方メートル 5,000〜36,000円 (坪 約1.7〜11.9万円) | 補助金をいくらまで出すかを決めるための額。要綱に書いてある |
| 国が定める標準除却費 | 1平方メートル 36,000円 (坪 約11.9万円) | 国が補助金を負担するときの1平方メートル当たりの上限。相場ではない |
民間サービスの相場は、クラッソーネ「家の解体費用相場」の公開値です(2026年10月8日確認)。市区町村の算定単価と国の標準除却費は、本文で1件ずつ出どころを示します。坪への換算は当サイトが1坪=約3.3平方メートルで計算した参考値です。
上の「民間サービスの相場」は解体費用の相場の記事で内訳まで扱っています(この記事では、後半に構造別の目安だけを載せています)。
公的な単価は、相場のように「だいたいこれくらい」を示すものではありません。補助金の計算に使う、決められた額です。そのため金額が一円まではっきり決まっていて、誰でも同じ数字を確かめられます。
国が定める上限|令和8年度は木造1平方メートル36,000円
市区町村の解体補助金には、国の補助を受けて成り立っているものがあります。坂出市・丸亀市は、要綱で国の額を引いていることをページに書いています。その国の側の計算のもとになるのが標準除却費です。

毎年度、国土交通事務次官の通知で額が決まります。令和8年度の通知は「令和8年度における住宅局所管事業に係る標準建設費等について」(令和8年4月7日)で、第9「不良住宅等除却費」に次のように書かれています。
令和8年度の通知(第9 不良住宅等除却費)
「除却工事費は、不良住宅、空き家住宅若しくは空き建築物又は改良住宅等改善事業における従前の改良住宅等の除却工事に要する費用の1㎡当たりの額(その額が、木造住宅又は木造建築物の除却工事で 36,000 円を超える場合にあっては 36,000 円、非木造住宅又は非木造建築物の除却工事で 51,000 円を超える場合にあっては 51,000 円)に除却する不良住宅、空き家住宅若しくは空き建築物…の延べ面積を乗じて得た額とする。」
読みどころは「◯◯円を超える場合にあっては◯◯円」という言い回しです。これは平均額でも目安でもなく、頭打ちの額を示しています。実際の工事費がこれより高くても、補助金の計算はここで止まります。
木造(1平方メートル)
36,000円
坪に直すと約11.9万円
非木造(1平方メートル)
51,000円
坪に直すと約16.9万円
30坪(約99平方メートル)なら
357万円
補助の計算に使える工事費の上限(補助額ではありません)
坪換算と30坪の金額は、当サイトが1坪=400/121(約3.3058)平方メートルとして計算した参考値です(30坪=99.17平方メートル、99.17×36,000円=約357万円)。
4年分の通知で木造は5,000円上がっている
同じ通知を令和5年度までさかのぼって開くと、額が毎年動いていることが分かります。
- 令和5年度(2023年度)木造 31,000円/非木造 44,000円(令和5年3月31日 国住備第473号ほか)
- 令和6年度(2024年度)木造 32,000円/非木造 46,000円(令和6年3月29日 国住備第459号ほか)
- 令和7年度(2025年度)木造 33,000円/非木造 47,000円(令和7年3月31日 国住備第599号ほか)
- 令和8年度(2026年度)木造 36,000円/非木造 51,000円(令和8年4月7日 国住備第768号ほか)
上がり幅がいちばん大きいのは令和7年度から令和8年度で、木造で3,000円動いています。解体の費用が上がっていることを、国の側の数字も追いかけているという読み方ができます。
8市の単価を並べた|同じ木造でも5,000円から36,000円まで開く
市区町村が要綱で公開している単価を、8市分そろえました。2026年9月10日に各市の公式ページを開いて確認しています。
表は横にスクロールできます
| 自治体 | 1平方メートル当たりの単価 | 坪あたり (当サイト換算) | 補助率 | 上限額 |
|---|---|---|---|---|
| 福井市 | 5,000円 (一定の条件に当たる場合は10,000円) | 約1.7万円 | 解体費用の2分の1と比べて安いほう | 50万円 (条件により100万円・30万円・10万円) |
| 宇都宮市 | 11,000円 | 約3.6万円 | 3分の2 | 70万円 |
| 北九州市 | 重機解体 15,000円 手壊し解体 24,000円 | 約5.0万円 約7.9万円 | 3分の1以内 | 1棟あたり30万円 |
| 貝塚市 | 20,000円(木造) | 約6.6万円 | 10分の8 | 50万円 |
| 川口市 | 25,000円 | 約8.3万円 | 5分の4 | 100万円 |
| 富士宮市 | 木造 31,000円 非木造 44,000円 | 約10.2万円 約14.5万円 | 5分の4 | 最大50万円 |
| 坂出市 | 木造 36,000円 非木造 51,000円 | 約11.9万円 約16.9万円 | 10分の8 | 交付額の限度160万円 (対象経費の限度200万円) |
| 丸亀市 | 木造 36,000円 非木造 51,000円 | 約11.9万円 約16.9万円 | 0.8倍 | 160万円 |
出典=各市の公式ページ(2026年9月10日確認)。坂出市・丸亀市の単価は「令和8年度」と明記されたものです。坪あたりの額は当サイトが1坪=約3.3平方メートルで換算した参考値で、市が公表している数字ではありません。制度名・対象要件は市ごとに違うため、詳しくは資料欄の各リンクから確かめられます。
差がついているのは、市がどこまで補助するかという方針のほうです。
国と同じ額を使う市と、独自に低く決めている市がある
8市を見比べると、単価の決め方が2つに分かれます。
① 国の額をそのまま使う
坂出市・丸亀市。木造36,000円・非木造51,000円で、令和8年度の国の額と一致します
② 市が独自に低く決める
福井市5,000円、宇都宮市11,000円など。国の上限よりかなり低い額を要綱に置いています
坂出市は、この単価がどこから来ているのかをページに書いています。補助金の額は「(A)補助対象経費」と「(B)住宅地区改良事業等補助金交付要領に基づき、国土交通大臣が定める標準除却費のうちの除却工事費額」のいずれか少ない方の額に10分の8を乗じて得た額という書き方です。
一方で福井市や宇都宮市のように、国の上限より低い額を独自に置いている市もあります。低いほうが不親切ということではありません。1棟あたりを厚くすれば助かる件数は減り、薄くすれば件数は増えるという関係にあります(各市は単価をその額にした理由までは公表していません)。
富士宮市の31,000円は、令和5年度の国の額と同じ数字
表の中には、国の額と同じ組み合わせがもう一つあります。富士宮市です。木造31,000円・非木造44,000円という組み合わせは、令和5年度の国の標準除却費(木造31,000円・非木造44,000円)と一致します。
ただ、国の額と自治体の額を並べると、数字がどこから来た組み合わせなのかが見えるという例として挙げています。自分の市の単価を調べるときも、国の額と見比べると位置づけがつかめます。
単価から、補助金がいくらまで出るかを計算する

単価が分かると、申請の前に自分で見当をつけられます。多くの市が採っているのは、「実際の工事費」と「単価×延べ床面積」の低いほうに補助率を掛け、上限で頭打ちにするという組み方です。
- 延べ床面積を確かめる建物の各階の床面積を合計した面積です。登記事項証明書か固定資産税の課税明細書に平方メートルで書かれています。坪数しか分からないときは坪数×3.3で概算できます
- 市の単価を掛ける「◯◯市 空き家 除却 補助」で市の公式ページを開き、要綱の単価を確認します
- 実際の見積額と比べて、低いほうを取るここが多くの市に共通する考え方です
- 補助率を掛ける3分の1、2分の1、3分の2、5分の4など市によって違います
- 上限額と比べて、低いほうが補助額になる上限に当たると、そこで頭打ちになります
計算してみる(宇都宮市の単価で、延べ床100平方メートルの木造)
- 単価×延べ床面積=11,000円×100平方メートル=110万円
- 実際の見積もりが150万円だったとすると、低いほうは110万円
- 110万円×補助率3分の2=約73.3万円
- 上限は70万円なので、補助額は70万円
この例では、見積額が150万円でも200万円でも補助額は70万円のまま変わりません。上限に当たっているからです。
つまり上限額だけを見て「70万円もらえる」と考えると、実際とずれます。単価と面積から先に計算しておくと、資金の見通しが立てやすくなります。
実際の額は、必ず自分の市の要綱で確かめることになります。
民間の相場と公的な単価が3倍近く離れている理由

ここまでの数字を並べると、一つ疑問が出てきます。民間の相場は坪3〜4万円台なのに、国が定める単価の上限は坪約11.9万円。3倍近い開きです。
理由は、国の額が「平均」ではなく「上限」として置かれているためです。国の通知が対象にしているのは不良住宅・空き家住宅の除却で、次のような工事も含まれます。
- 重機が入らない現場:道が狭く手壊しになると、費用は大きく上がります。北九州市は重機解体15,000円・手壊し解体24,000円と、単価そのものを分けています
- 隣家が近く、養生に手がかかる現場:足場と養生の面積が増えます
- アスベストの調査・除去が必要な建物:建材によっては本体工事とは別に費用が乗ります。調査は規模を問わず義務で、費用は発注者が負担すると条文にあります(解体とアスベストの記事)
- 老朽化が進み、崩れる危険がある建物:補助制度の対象になりやすい建物ほど、手間のかかる条件がそろいがちです
民間の相場は、こうした条件がついていない工事も含めた目安です。国の額は「超える場合にあっては」という頭打ちの書き方で、平均として置かれた額ではありません。同じ「坪単価」という言葉でも、何の数字かが違います。
・実際に払う額の見当をつける → 民間の相場(坪3〜4万円台)から始めて、見積もりで確かめる
・補助金がいくら出るかの見当をつける → 自分の市の単価で計算する
・見積もりが高すぎないかを判断する → 3社の見積書を並べる。単価は物差しであって、答えではありません
木造・鉄骨造・RC造の坪単価(民間の相場)
民間サービスの相場は、建物の構造で幅が変わります。
クラッソーネが公開している坪単価の目安は次のとおりです(2026年10月8日確認)。
表は横にスクロールできます
| 構造 | 坪単価の目安 | 30坪のとき(同社の表) |
|---|---|---|
| 木造 | 31,000〜44,000円 | 93万〜132万円 |
| 鉄骨造 | 34,000〜47,000円 | 102万〜141万円 |
| 鉄筋コンクリート造(RC造) | 35,000〜80,000円 | 105万〜240万円 |
この表では、木造と鉄骨造の価格帯は重なっています。RC造は上限側の幅が大きく、構造だけで工事費が決まるわけではありません。
出典=クラッソーネ「家の解体費用相場」の公開値(2026年10月8日確認)。同社はこれらの金額を「あくまでも目安」としています。軽量鉄骨と重量鉄骨を分けた数字は、この表にはありません。出典の表には、税込か税抜かの記載がありません。見積もりでは税の扱いも確かめます。
計算してみる(延べ床面積30坪の木造・民間の相場で)
- 延べ床面積(各階の床面積の合計)が30坪のとき、クラッソーネの公開値で計算した目安=30坪×31,000〜44,000円=93万〜132万円
- この目安は、構造と面積だけで出したものです。見積書では、ブロック塀・庭木・物置などの付帯工事、残置物(家に残った家具・家電)の処分、地中埋設物が出たときの撤去が、含まれているか、別の行や「別途」になっているかを確かめます
- 補助金を使うなら、自分の市の要綱で、対象になる費用と計算のしかたを確かめます。多くの市に共通する組み方は、上の「単価から、補助金がいくらまで出るかを計算する」の手順で計算できます
坪単価の目安は、予算の入り口です。見積書では、付帯工事の費用に加え、「別途」の項目と、追加費用が出る条件まで確かめます。
単価を使うときに間違えやすい4つ
単価は分かりやすい数字ですが、当てはめ方でずれが出ます。
表は横にスクロールできます
| 間違えやすい点 | どうなるか | 確かめ方 |
|---|---|---|
| 延べ床面積と敷地面積を取り違える | 敷地のほうが広いことが多く、補助額を大きく見積もってしまいます | 登記事項証明書の「床面積」欄、または固定資産税の課税明細書で確かめます |
| 物置や車庫を足してしまう | 対象になる建物の範囲は市によって違うため、含めてよい建物かどうかで額がずれます | 要綱の「対象となる建築物」の定義を読みます |
| 単価だけを見て上限を見ない | 計算した額と実際の交付額が食い違います | 単価・補助率・上限額の3つをセットで控えます |
| 受付期間を過ぎてから申請する | その年度は使えなくなります | 宇都宮市は令和8年4月1日〜5月29日、丸亀市は令和8年4月1日〜5月22日など、受付が年度の初めに限られている市もあります |
交付決定(市が補助金を出すと決める通知)の前に工事を始めると対象外になる制度が多く、単価をいくら正確に計算しても受け取れなくなります。順番については解体補助金と特定空家等の記事で扱っています。
単価の見当を実額に変える|一括見積もり2社と、自分で業者を探すときの確認点
※この章にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。
単価は物差しで、実際に払う額ではありません。延べ床面積が同じでも、道の広さや残置物の量で金額は動きます。そこを埋めるのが見積もりです。
紹介する2社の公式の表記は2026年9月9日に確認し、数字と画面は2026年10月5日に確かめ直したもので、2社とも当サイトが紹介料を受け取る関係にある会社です。
表は横にスクロールできます
| 相談先 | 単価の見当を実額に変えるうえでの強み | 向いている人 |
|---|---|---|
| 解体無料見積ガイド | 現地調査のうえで見積書が出るため、単価で計算した額とのずれがどこで出たか追えます | 補助金を使う予定があり、内訳のある見積書が必要な人 |
| 解体の窓口 | 写真と物件情報から金額の幅が先に出るため、単価で計算した額と早く突き合わせられます | まだ解体するか決めておらず、桁を確かめたい人 |
| 自分で探して直接頼む | —(面積・単価の当てはめも自分で確かめます) | 近所の評判や付き合いを重視したい人 |
解体の一括見積もり最大6社を比較現地調査で見積書
解体無料見積ガイド
| 運営 | 一般社団法人あんしん解体業者認定協会 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都港区芝浦4丁目12-31 VORT芝浦WaterFront 4階 |
| 業者の条件 | 「解体工事業登録(500万円未満)または建設業許可(500万円以上)を適切に取得し、解体工事施工技士などの有資格者が在籍し、損害賠償責任保険へも加入済みの業者のみをご紹介」 |
| 見積書の出方 | 現地調査のうえ提出 |
| 同時依頼 | 「無料で6社まで比較できます」 |
| 補助金 | 「補助金申請サポートも無償対応」「申請実績3,500件以上」 |
| 断りの連絡 | 「お断り連絡の代行」 |
| 費用 | 「仲介手数料など一切無料」 |
| 対応エリア | 全国 |

- 「解体工事をぐっと安く 無料で6社見積比較!」「全国トップ1.8%の優良業者のみ登録」(公式トップの表記)。業者の認定条件を、許可・資格・保険の3つとも文章で公開しています
- 現地調査を経て見積書が出ます。公式は見積書の中身を本体工事費用・付帯工事費用・その他工事費用に分けて説明しており、単価で計算した概算と実際の金額の差が、どの費用で出たのかを追えます
- 向く人:市区町村の補助金を使う予定の人。単価で出した概算と実額を突き合わせたい人
- 現地調査を前提とする仕組みで、公式は立ち会いを勧めています(立ち会えないときは代理人でもよいとしています)。所要時間は、公式の流れのページでは各社15分から長くても1時間ほど、よくある質問では1社あたり30分ほどと、2通りの案内があります
- 「全国1,640社以上」に時点の記載がありません。「全国トップ1.3%」は2026年9月4日、「1.7%」は9月9日、「1.8%」は10月5日の表記で、数字が動いています
- 認定は協会独自の基準によるものです。紹介された業者の許可番号は自分でも調べて確かめられます
解体の一括見積もり写真から概算業者に連絡先が渡らない
解体の窓口
| 運営 | バリュークリエーション株式会社(東証グロース上場・証券コード9238) |
|---|---|
| 所在地 | 東京都渋谷区恵比寿1-18-14 恵比寿ファーストスクエア9階 |
| 見積書の出方 | 写真と物件情報から業者が順に金額を提示(公式表記は「逆オークション」) |
| 連絡先の扱い | 「個人情報が業者に知られないので」 |
| 断りの連絡 | 「『解体の窓口』が業者へのキャンセル連絡を代行」 |
| 費用 | 「完全無料」「ご成約後の請求も一切ございません」 |
| 対応エリア | 「47都道府県すべて対応」 |

- 「顧客満足度・価格満足度No.1の解体工事業者選び」「30秒で最安値がわかる」(公式トップの表記)。運営は東証グロース上場のバリュークリエーション株式会社です
- 写真と物件情報から金額が出るため、単価で計算した概算が桁として合っているかを、早い段階で確かめられます。納得できなければキャンセルの連絡も代行してもらえます
- 向く人:解体するかまだ決めておらず、営業電話を受けずに金額の見当だけつけたい人
- 30秒で出る金額は、建物の情報から出す自動シミュレーションの概算で、写真と物件情報をもとに業者が出す金額とは別です。業者の提示額も、写真をもとにした現地を見る前の金額です。補助金の申請には内訳がわかる見積書を求める自治体があります
- 業者の許可・登録・保険を条件にしているかどうかは、トップページでは確かめられませんでした
- 数字が3通りあります。画面の本文は「厳選業者 2,600社のみ」(※2026年9月時点)、ページのタイトルは「1100社以上」、検索結果の説明文に使われる設定は「1000社以上」です
近所の業者に直接頼む場合|単価を使うときに自分で確かめる3つ
一括見積もりを使わずに直接頼む場合も、単価から出した概算は同じように使えます。そのとき自分で確かめることになるのが次の3つです。
- 面積の取り方をそろえる:見積書の面積が登記の床面積と同じか確かめます。物置や増築部分の扱いで食い違うことがあります
- 本体と付帯を分けて出してもらう:民間の坪単価は、構造と面積だけで出す目安です。庭木・ブロック塀・残置物の処分が含まれているか、別の行や「別途」かを確かめます
- 補助金に使える形式か聞く:内訳のある見積書を求める市区町村があります。「一式」だけの見積書は、単価と突き合わせようがありません
解体を頼める業者と補助金の実額は市区町村で違うため、地域別の記事で順に取り上げます。
よくある質問
国の標準除却費の額で解体してもらえるということですか?
そうではありません。標準除却費は、国が補助金を負担するときの計算に使う1平方メートル当たりの上限です。工事の値段を決めるものではなく、業者がその額で請け負う仕組みでもありません。
実際の工事費は見積もりで確かめ、別途の項目と追加費用が出る条件も確認します。国の額は、市区町村の補助金がどこまで見てもらえるかを知るための数字です。
自分の市の単価は、どこを見れば分かりますか?
市区町村の公式サイトで「空き家 除却 補助」「老朽危険空き家 補助」といった名前のページを開くと、補助金額の計算方法として書かれていることが多くあります。要綱のPDFに載っている市もあります。
ページに単価が書かれていない市もあります。補助率と上限額だけを示し、1平方メートル当たりの額を出していない自治体もあり、その場合は窓口で計算方法を聞くことになります。
坪単価から出した金額と、業者の見積もりが大きく違いました。おかしいのでしょうか?
差が出ること自体は珍しくありません。坪単価は構造と面積だけで出す目安で、残置物の処分・庭木やブロック塀の撤去・整地・道が狭い場合の手間など、建物ごとの条件までは表していないためです。
確かめ方は、見積書を仮設・本体・廃棄物の運搬処分・付帯工事・整地・諸経費に分けて出してもらい、どの行で差がついているかを見ることです。解体費用の相場の記事で内訳の読み方を扱っています。
同じ木造なのに、市によって単価が7倍も違うのはなぜですか?
工事の値段が違うからではなく、市がどこまで補助するかという方針が違うためです。国の額をそのまま使う市(坂出市・丸亀市)もあれば、独自にもっと低い額を置く市(福井市・宇都宮市)もあります。
1棟あたりを厚くすれば助かる件数は減り、薄くすれば件数は増えます。どちらが良いというものではありません。各市が公表しているのは単価・補助率・上限額であって、その額にした理由までは書かれていません。
延べ床面積は、どの書類を見れば確かめられますか?
登記事項証明書の表題部にある「床面積」欄か、毎年届く固定資産税の課税明細書で確かめられます。どちらも平方メートルで書かれています。
登記事項証明書は法務局で取得でき、手数料は書面請求で1通600円です(令和7年4月1日からの額)。増築して登記していない部分があると、書類の面積と実際の面積が食い違うことがあります。
非木造の単価が木造より高いのはなぜですか?
国の令和8年度の額でも、木造36,000円に対して非木造は51,000円で、1平方メートル当たり15,000円の差がついています。鉄骨造や鉄筋コンクリート造は構造材の切断・破砕に手間と機械がかかり、出てくる廃材の量と処分の手順も変わるためです。
富士宮市(木造31,000円・非木造44,000円)のように、市の要綱でも構造で分けている例があります。
まとめ|単価は物差し。実額は見積書で決まる
木造の坪単価が食い違って見えるのは、民間の相場・市区町村の算定単価・国の標準除却費という出どころの違う3種類が混ざっているためです。公的な単価は補助金の計算に使う額で、工事の値段ではありません。自分の市の単価・補助率・上限額の3つをそろえて控えると、補助金の見通しが立ちます。
控えておく3つの数字
① 延べ床面積
登記事項証明書か固定資産税の課税明細書に平方メートルで書かれています
② 市の単価
要綱に1平方メートル当たりで書かれています。国の額(令和8年度は木造36,000円)と見比べます
③ 補助率と上限額
単価だけでは補助額は出ません。3つそろって初めて計算できます
費用の内訳が知りたい
民間の相場と見積書の読み方は解体費用の相場の記事へ
補助金の申請の順番
交付決定と契約の順番は解体補助金と特定空家等の記事へ
見積もりの比べ方
3社を同じ10項目で並べた結果は一括見積もりの評価軸の記事へ
※単価・補助率・上限額・受付期間は年度ごとに変わります。申請の前に、お住まいの市区町村の公式ページで最新の内容をご確認ください。
この記事で参考にした資料 (2026年9月10日確認・民間の相場は10月8日に再確認・タップで開く)
- 国土交通事務次官通知「令和8年度における住宅局所管事業に係る標準建設費等について」(令和8年4月7日 国住備第768号・国住整第201号・国住市第177号/第9 不良住宅等除却費(2)除却工事費=木造36,000円・非木造51,000円)
- 同「令和7年度における住宅局所管事業に係る標準建設費等について」(令和7年3月31日 国住備第599号ほか/木造33,000円・非木造47,000円)
- 同「令和6年度における住宅局所管事業に係る標準建設費等について」(令和6年3月29日 国住備第459号ほか/木造32,000円・非木造46,000円)
- 同「令和5年度における住宅局所管事業に係る標準建設費等について」(令和5年3月31日 国住備第473号ほか/木造31,000円・非木造44,000円)
- 国土交通省「住宅局所管事業に係る標準建設費等」(年度ごとの通知の一覧)
- 福井市「老朽危険空き家等除却支援事業(令和8年度)」(延べ床面積×5,000円・一定の条件で10,000円/解体費用の2分の1と比べて安いほう/上限50万円ほか)
- 宇都宮市「老朽危険空き家除却費補助金」(延べ床面積×11,000円/3分の2・70万円上限/受付 令和8年4月1日〜5月29日)
- 北九州市「老朽空き家等除却促進事業」(重機解体15,000円・手壊し解体24,000円/3分の1以内・1棟あたり30万円)
- 貝塚市「木造空き家除却補助制度」(1平方メートル当たり20,000円/10分の8・50万円)
- 川口市「空家除却補助金」(床面積1平方メートルにつき2万5千円/5分の4・100万円)
- 富士宮市「空家等除却費補助金交付制度」(木造31,000円/平方メートル・非木造44,000円/平方メートル/除却工事費の5分の4・最大50万円)
- 坂出市「老朽危険空き家除却支援事業補助金」((A)補助対象経費と(B)国土交通大臣が定める標準除却費のうちの除却工事費額のいずれか少ない方の額に10分の8/木造36,000円・非木造51,000円(令和8年度))
- 丸亀市「老朽危険空き家除却支援事業補助金(令和8年度)」(木造36,000円・非木造51,000円(令和8年度)/0.8倍・160万円/受付 令和8年4月1日〜5月22日)
- 法務省「登記手数料について」(登記事項証明書 書面請求1通600円・令和7年4月1日〜)
- 民間サービスの相場=クラッソーネ「家の解体費用相場」(木造 坪3.1〜4.4万円・鉄骨造 坪3.4〜4.7万円・RC造 坪3.5〜8.0万円・30坪の表=木造93万〜132万円/鉄骨造102万〜141万円/RC造105万〜240万円・2026年10月8日確認)
- 坪への換算と補助額の計算例は、当サイトが上記の公開値をもとに1坪=400/121(約3.3058)平方メートルとして計算した参考値です
